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「カツラ美容室別室」 山崎ナオコーラ 著
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内容紹介
こんな感じは、恋の始まりに似ている。しかし、きっと、実際は違う――
カツラをかぶった店長・桂孝蔵の美容院で出会った、淳之介とエリの恋と友情、
そして様々な人々の交流を描く、各紙誌絶賛の話題作。



カツラをかぶった店長・桂孝蔵の話が、もっと出てくるかと思ったけど、違った。
面白いとは言えないけれども、読んで良かった本です。
恋と友情のお話なのですが、淳之介のつぶやき?が、随所に出てくる。
そこが良かったので、書き留めておこうと思う。

「こんなにも人間関係が曖昧であることで、先行きが不安になる。
もっとこまめに他人と連絡を取り合わなくては、人間の形としておかしいのではないか?」

「自分が大好きなオレは、この先も、枠のない関係の中で、茫洋とした存在として過ごしていくのか?」
ちなみに、「茫洋」は、「つかみどころがない」「とらえどころがない」の意味で使われていると思う。

で・・・・本を読んでいく内に、今の自分に楽な方の答が出てくる。
それで、若い人なのだけれどもナオコーラさんの本を読んでしまう。

この本は、これが言いたくて書いたのだろうと思った。
「相手の心を覗くことは、相手の心を予想することとは違う。
ただひたすら注意深く、全身を耳にして耳を澄ますのだ。答えは出さない。
相手の心がわかることはないから。ー中略ー理解は不可能で、誤解だけが可能。
知らないということを深めたくて、心を覗くのだ。」124ページ記


答えは出さない。理解は不可能で、誤解だけが可能
この言葉を心に止めておけば、人と円満に暮らせそうです。




「反人生」 山崎ナオコーラ 著

「ヴィオラ母さん」 ヤマザキマリ著

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